実機について | 1977年、ナムコから登場したエレメカの一種。 クレー射撃をモチーフとしたガンシューティングゲームである。2人対戦プレイ可能。 衝立の様な巨大なスクリーンと、スコア表示と投影装置が内蔵された筐体と、ゲーム設定スイッチやコインボックスを備えた筐体で構成される。 同社のシューティング系エレメカに採用されていたPROボタンがあり、ボタンを押すと難易度が上昇する。 筐体からスクリーンに投影されるクレーを、備え付けのショットガンで全て撃ち落とす。 実際のクレー射撃と同様に、クレーは1ラウンドで2枚射出されるが、装填されている弾丸も2発まである。 翌年に小規模のロケーションにも設置出来るように、筐体を小型化した「クレイチャンプ」が登場した。 更に1984年に番外編として、このゲームをベースに低年齢層向けとして宇宙空間を飛ぶUFOを撃墜する「コスモスワット」が登場。 1992年には、初代シュータウェイのリメイク版として「シュータウェイII」が登場している。(下記参照)
初代の登場から40年以上を経た2018年3月末、更なるリメイク版「シュータウェイPRO」が登場している。 |
作品について&戯言 |
本当は「シュータウェイ」だけ作るつもりだったんですが、「シュータウェイII」の資料も集まったので2種類の制作に入ったところ、 偶然にも非常にレアな姉妹機「コスモスワット」の存在を知ってしまい、3機種まとめて制作することになりました。 意外と細かい工作が多くて、3機種共ガンコントローラーの収納ステイを手抜きしてしまいました。 「クレイチャンプ」を含めた同社のガンシューティングエレメカ4機種の中で、唯一「シュータウェイII」だけプレイした事があります。 1992年当時、難波駅に程近い場所にあるナムコ直営のゲームセンター「プラボ千日前」にありました。 元々は「ギャラクシアン3(16人乗りver.)」や「エアーコンバット」目当てに遊びに来てたんですが、 ガンシュー好きな作者は偶然見掛けた「シュータウェイII」にもハマってしまいました。 犯罪者や宇宙人を相手に戦うガンシューティングも普通にプレイしますが、この作品のように広いフィールドに飛んでくるクレイを ただひたすら撃ち落とすという地味な内容でも、他のガンシューとは違った爽快感があって好きです。 残念ながら「シュータウェイII」の実機は絶滅状態のようですが、同社からニンテンドーDS向けに発売されているゲームソフト「ガンバれっトレーナー」に、 ややアレンジされた内容で収録されています。今回の解説記事を書く際にも非常に参考になりました。 直接関連は無いですが、家庭用ゲーム機Wii向けのゲームソフト「ゴーバケーション」が、同じくバンダイナムコから発売されています。 作者はこのゲームがお気に入りでして、スキーやマリンスポーツなどの様々なリゾート体験が出来るんですが、その中にクレー射撃があります。 ルールも「シュータウェイシリーズ」より本物に近く、弾丸の発射音やクレイの破壊音も非常にリアルで爽快感抜群です。 もう業務用では恐らく販売は見込めないクレー射撃ゲームも、こんな形で最新の家庭用ゲーム機に受け継がれているのは嬉しいですねぇ。
|
実機について | 1992年、ナムコから登場したエレメカの一種。 クレー射撃をモチーフとしたガンシューティングゲームである。2人対戦プレイ可能。 衝立の様な巨大なスクリーンと、投影装置とスコア表示・ゲーム設定スイッチやコインボックスを一体化した筐体で構成される。 筐体からスクリーンに投影されるクレーを、備え付けのショットガンで全て撃ち落とす。 実際のクレー射撃と同様に、クレーは1ラウンドで2枚射出されるが、装填されている弾丸も2発まである。 但し、2枚重なった状態のクレーを1発で破壊すると高得点となる。 難易度はNOVICE・AMATEUR・EXPERTの3種類から選択する。高い難易度ではクレーの速度や軌道の他に、射出位置も大幅に変わる。 筐体のコントロールパネルには射出されるクレーのスコアが表示されており、射出されてから消えるまで徐々にスコアが下がってしまう。 一定の高スコアを出すと、エクステンドモードとして延長プレイに入る。 このモードでも高スコアを出すとスーパーエクステンドモードになり、更にゲームが延長される。 |